今日は小学校のマラソン大会でした。
走り出してすぐに一人の男の子が転び、
この寒い中冷たい地面に転倒。
両膝をすりむき
うずくまって起き上がれない様子。
走っていく子供たちの中には
心配で手をかそうとする子、
「大丈夫か?!」と声をかける子、
またいでいく子、
避けて走っていく子…。
色んな子供がいました。
先生が駆け寄り、
手をかそうとする子には走るよう指示し、
転倒し泣いている子に手をかしました。
私は、
自分の順位が下がることなど忘れて
手をかそうとした子が2~3人いたのを見て
ちょっと涙が出て感動しました。
でも、
またいでいった子や
ほっといていった子が
悪いわけではありません。
今日までマラソン大会の練習を一生懸命して、
自分の順位やマラソンに集中していたのでしょう。
そういう子も
別の場面では誰かを助けているだろうし、
今日手をかそうとした子は
ちょっと自分が好きになったかもしれません。
そう思うと
人って一つの出来事や場面で
「この人はこういう人だ」とは
決められない。
色んな人の背後にある事情や
気持ちを想像してみたら
「ゆるす」ことや
「違う見方」が
できると思うのです。
例えば電車で足を踏まれて
相手が謝らなかった、なんて時にも、
「もしかしたら、この人は今日めちゃくちゃ悲しいことがあって、
足を踏んだことにも気づいていないのかもしれない」
と想像したとしたら、
腹はたちません。
自分自身のとらえかた一つ、
感情の持ち方一つで、
全ての事象は変わっていきます。
自分が楽になるとらえ方を選ぶ習慣、
大切だと思います。
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